憧れの植物〜Cyphostemma seitzanum〜

Cyphostemma seitzianum です。
Cyphostemma uterやCyphostemma uter var. macropusと並んでCyphostemma属の最美種のうちの一つです。
未だ実物は見たこともありませんので、どの程度美しいのでしょうか。微毛がはえて白く輝くような葉やまん丸くなる塊茎が魅力の種です。
ささくれた黄色の樹皮がまた何とも味があって良いですね。写真のような現地の山採り株はもう日本には入ってこないのでしょうか?
例え輸入されたとしても私が購入可能なお値段ではないと思います。山採りの株は難しくても現在はヨーロッパやアメリカで実生が行われているようです。日本でもCyphostemma seitzanumを所有している方はそれなりにいらっしゃると思うのですが、なかなか実生はされてないようです。
ところでこんなにも希少性があって、手が届かないCyphostemmaなのになぜかこの種はワシントン条約の付嘱書には記載されていません。なぜでしょう。時々、びっくりするほどの値段で流通している割にCITESには引っかからない種があるので、何でだろうと疑問に思っています。
剥がれた樹皮は、黄色と言うより金色に近いかもしれません。草本がまばらにはえている岩場のようなところに自生しているようです。
ただの僕の個人的な願望ですが、アフリカの貧しい国は、自生する希少植物を増やして欧米やアジアの豊かな国に輸出すると共に、現地の環境保護にも努めていただきたいです。環境資源として観光産業の発達にも良い影響を与えるかもしれません・・・。ただの願望なので、実際は毎日の生活に必死でそのような未来を見据えた計画などは夢見る余裕もないのでしょうね。
なんだか、現地の株は平べったい餅からギザギザの葉がはえているようです。遠目から見るとPachypodium brevicauleのボディにCyphostemmaの葉が生えているように見えます。
本当に日本に住む僕からしたら、この世の植物とは思えません。実際に現地に見に行ったらさぞかし凄いんだろうな〜。

実は先日ずっと追い求めたseitzanumをやっと入手する機会に恵まれました。もちろん現地株ではなく、ヨーロッパ実生の苗ですが、一度に数株を入手することができました。本当に先日マネーオーダーを送ったばかりなので、発送すらされていませんが、今からとても楽しみです。
いつかは、写真のようなお饅頭のようなseitzanumを入手したいものです。

Richtersveld maniacs

0コメント

  • 1000 / 1000